アメリカやイギリスでの広告効果の高さから日本でも注目度が高まっているPinterest。
そんなPinterestから、日本でも広告事業を展開するとの公式発表がされているんです!
Pinterestは、全世界4億7500万人以上の利用者を抱えており、日本国内でも2021年5月からテレビCMを開始し利用者の獲得を強化しています。日本でも利用者が増加しており、今後重要なマーケティングツールの1つになることが予想されます。
今回は、Pinterestの基本的な情報からPinterest広告の特徴やPinterest広告でできることをご紹介!
目次
1.Pinterest(ピンタレスト)とは?
1-1.Pinterest(ピンタレスト)の特徴
2.企業がPinterest(ピンタレスト)を使うメリット
3.Pinterest(ピンタレスト)での広告配信はどうやるの?
4.Pinterest(ピンタレスト)広告の強み
4-1.視覚的に訴求できる
4-2.ユーザーの購買意欲が高い
4-3.拡散力の強さ
5.Pinterest(ピンタレスト)広告の管理画面
5-1.キャンペーンの目的を設定する
5-2.キャンペーンの詳細を設定する
5-3.グループの名前とターゲットを設定する
5-4.予算とスケジュールを設定する
5-5.オーディエンスリストを設定する
5-6.インタレストとキーワードを設定する
5-7.人口統計を設定する
5-8.プレースメントを設定する
5-9.予算とスケジュールを設定する
5-10.広告を選択するを設定する
1.Pinterest(ピンタレスト)とは?
『Pinterest(ピンタレスト)』は、WebサイトやPinterest上にある画像を集めてブックマークできる「ビジュアルディスカバリーエンジン」です。Pinterest公式の解説では「ビジュアルディスカバリーエンジン」と定義していて、ビジュアル(=画像)をベースに、「ボード」と呼ばれる仮想的なスクラップ画面に貼り付ける(pinする)ことができます。
1-1.Pinterest(ピンタレスト)の特徴
Instagramは行った場所や食べたもの等の過去の行動を投稿するのに対し、Pinterestはこれから買いたいと思う商品やサービスなど未来の行動をイメージして利用します。
「過去の思い出を残すアルバムとして使うのか」「情報収集のツールとして使うのか」とかという点では反対の性質を持っていると言えるでしょう。
未来を考えて利用し、未来の自分のために利用するのがPinterestの特徴で、企業アカウントを運用するメリットに繋がる部分でもあります。
また、Pinterestについてより深く理解を深めたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
▼【2022最新版】Pinterest (ピンタレスト)とは?開設から使い方&活用法まで完全網羅!
2.企業がPinterest(ピンタレスト)を使うメリット
日本ではまだ活用している企業が少ないPinterestですが、既に世界では毎月4億5000万人以上が活用している為、今後日本の企業で活用が進むことは間違いないでしょう。
まだ活用している日本企業が少ないということは、今Pinterestを始めることで競合他社との差別化がはかれます。
なかなかGoogle検索で上位に表示されなかったり、他のSNSのフォロワー数が伸び悩んでいるという企業でも、競合が少ないうちにPinterestの運用を始めることでPinterest内で上位に表示できる可能性があります。
Pinterestには、他のユーザーが既にピンしてPinterest上に保存した画像をピンする「リピン」という拡散機能があります。
また、Pinterestは全てのピン画像や動画にリンクを付けられるため、外部サイトへの誘導を強化することができます。拡散機能と相まってサイト遷移に絶大な効果を発揮します。
その上、Pinterestでは97%が非指名検索と言われており、ユーザーは特定のワードでの検索ではなく、カテゴリーやイメージしている物の曖昧な分類の言葉を検索する傾向があります。
そのため、新しいユーザーにリーチするチャンスが他のSNSよりも多くなっています。
そもそも「企業アカウントの開設はどうやるの?」という方は、以下の記事を参考にしてみてください。
▼【企業向け】PINTEREST(ピンタレスト)のビジネスアカウントの開設方法は?運用のポイントも合わせてご紹介!
3.Pinterest(ピンタレスト)での広告配信はどうやるの?
Pinterest広告は、既に欧米ではサービス提供されており、広く活用されている注目度の高い広告です。
2022年2月現在、日本国内では利用できませんが、2022年前半から日本国内でも広告事業の開始予定という公式リリースも発表されています。その為、近い未来にPinterest広告が実装されることは間違い無いでしょう。
そこで今回は、海外での広告運用をベースにPinterest広告の特徴についてご紹介していきたいと思います。日本でPinterest広告が実装される時も同様のシステムとなる可能性が非常に高いため、今からPinterest広告について予習しておきましょう!
4.Pinterest(ピンタレスト)広告の強み
Pinterest広告は、既に欧米ではサービス提供されており、広く活用されている注目度の高い広告とご紹介しましたが、実際にどんな所がPinterest広告の強みなのでしょうか?Pinterest広告の強みをしっかりと理解することで自社サービスの広告活用にも役立てることができるでしょう。
4-1.視覚的に訴求できる
まず1つ目の特徴は、視覚的訴求力の高さです。画像に特化したサービスのPinterestは、他のSNSに比べて視覚的な訴求力が高く、ビジュアルを重視した商品の広告配信を行う際にはもってこいの媒体と言えるでしょう。例えばファッション系の企業の場合はコーディネートした画像をPinterestに載せることで、商品の魅力をダイレクトに伝えることができます。
4-2.ユーザーの購買意欲が高い
Pinterest社が自社のユーザーベースで調査した結果、利用者の約90%が「Pinterestを商品購入の意思決定を行うために利用している」という回答をしました。つまり、購買意欲の高いユーザーが多い傾向にあり、顕在層への訴求として大きな効果が見込めます。
4-3.拡散力の強さ
例えばInstagramには、他の人の投稿をシェアする機能がありませんが、Pinterestには「リピン」という拡散機能があります。Pinterestは各投稿にリンクを付けられる為、より一層外部サービスへの誘導に向いています。拡散したい情報がある場合や認知度を上げたいといった希望があるケースではPinterestを活用するのがおすすめです。
5.Pinterest(ピンタレスト)広告の管理画面
先述したように日本国内ではまだPinterest広告を出稿することができません。しかし、管理画面は閲覧可能な状態となっています。ビジネスアカウントに設定することで、アカウント上部から広告管理画面へアクセスすることができます。
まだ実際に広告出稿をすることはできませんが、広告の作成ページも閲覧することができるのでPinterest広告が開始された時の為に予習をしておきましょう。
5-1.キャンペーンの目的を決める
キャンペーンの目的として認知、検討、獲得の3カテゴリから選択することができます。
種類によって入札方法も異なります。
5-2.キャンペーンの詳細を決める
【キャンペーンの詳細】
- キャンペーン名:キャンペーンに名前を付けてください。キャンペーン名はあなた以外には表示されません。
- キャンペーンのステータス:キャンペーンのステータスを「アクティブ」に設定すると、広告は開始と同時に配信されます。また、キャンペーンのステータスを「停止中」に設定して、後からアクティブに変更することも可能です。
5-3.予算とスケジュールを設定する
【キャンペーンの予算タイプ】
キャンペーンの予算タイプによって、キャンペーンの予算の使い方が決まります。
- 1日の支出額の上限:このオプションを選択すると、あなたのキャンペーンで使用できる 1 日の予算を設定することができます。
- 合計支出額の上限:このオプションを選択すると、あなたのキャンペーンで使用できる合計予算を設定することができます
【キャンペーンのスケジュール】
広告をいつ配信するかを選択します。
- 継続的に実行する:広告は実行すると同時に配信され、予算がなくなるまで表示され続けます。
- 指定した日時に実施する:広告は指定した日付に配信されます。
5-4.グループの名前とターゲットを設定する
【ターゲットの詳細】
Pinterestで作成した広告グループでは、あなたのプロダクトやアイデアに興味があるユーザーに広告が表示されるよう、ターゲットを設定することができます。キャンペーンの目標に合うターゲット戦略を選択することで、Pinterestがその目標の達成に最適なターゲット設定を行います。
- 広告グループ名: 広告グループに名前を付けてください。この名前はあなた以外には表示されません
- 既存顧客と繋がる:過去にあなたのブランドとインタラクトしたユーザーを再度ターゲットにします。
- 新規顧客を見つける:過去にあなたのブランドとインタラクトしたことがないユーザーをターゲットにします。
- 自分でターゲットを選択する:この広告グループのターゲティングを自分で選択します。すでに経験のある広告主向けです。
5-5.オーディエンスリストを設定する
【オーディエンスリスト】
オーディエンスターゲティングを利用すると、特定のユーザー集団に広告を表示させることができます。オーディエンスターゲティングは任意です。利用可能なオーディエンスのタイプは次のとおりです。
- サイト訪問者:あなたのサイトに訪問したことがあるユーザー。
- 顧客リスト:顧客のメールアドレスまたはモバイル広告 ID(MAID)をアップロードしたリストのユーザー。
- エンゲージメント:あなたのピンと広告に以前エンゲージメントがあったユーザー。
- アクトアライク:既存のオーディエンスの1人と行動が似ている新しいユーザー。
5-6.インタレストとキーワードを設定する
ユーザーの関心があるトピックとPinterestでの検索内容を元にターゲットを決定します。
- トピック:好きなトピック、テイスト、ライフイベントを基に、ユーザーをターゲットにします。
- 仕組み: テイストが似ているユーザーにリーチするには、あなたの広告に関連したトピックを選択します。
- キーワードターゲティング:Pinterest で特定のキーワードまたはフレーズを検索するユーザーをターゲットにします。
- 拡張ターゲティング:ピンからの視覚的/言語的シグナルを使用してターゲティングを拡張し、さらに多くの Pinterest のユーザーにリーチします。
5-7.人口統計を設定する
【人口統計】
指定したID特性を元にユーザーをターゲットにします。
「性別」「年齢」「場所」「言語」「デバイス」を選択してオーディエンスを絞り込みます。
5-8.プレースメントを設定する
【プレースメント】
Pinterest で広告を表示させたい場所を指定します。
広告が表示される機会を増やすには、すべてのプレースメントを選択するのがおすすめです。
5-9.予算とスケジュールを設定する
予算は、キャンペーンレベルで設定されます。
ただし、動画視聴回数やウェブセッション数の目的の場合は広告グループレベルで設定されます。
5-10.広告を選択する
出稿したい投稿を選んで『開始する』を押すと広告出稿ができます。
6.Pinterest(ピンタレスト)広告開始に備えよう!
今回は、今後注目されること間違いなしのPinterest広告についてご紹介しました。日本ではまだユーザーがInstagramなどのSNSに比べて少ないことが懸念材料ですが、CMの開始などユーザー獲得への動きが見えます。
Pinterest広告自体も2022年に開始予定とのことなので、Pinterestを利用した認知拡大や購買促進の動きはさらに活発になるのではないかと考えられます。
ぜひ、今のうちからPinterestアカウントを運用して、いち早くユーザーを囲い込みましょう。
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